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ITコーディネータ試験 合格体験記

2003/01/01

私は、このホームページのディレクションを担当した、IT会社に勤めるエンジニアです。ITCPさんとの関係で、このホームページ制作のディレクションをしていたところ、「君もITコーディネーター試験を受けたらどうだ?他の人の参考になる格好のコンテンツにもなるし」と言われ、調子に乗って試験を受けるハメになってしまいました。
と、いうことで恥ずかしながら、「お受験」の記録を書かせていただきます。

なお、2005年6月にプロセスガイドラインがベータからバージョン1.0となり、2006年度の試験からは、テスト内容が試験時間や設問の選択などが変更となる。そのため、このレポートを読まれて実際の試験と違っている部分が多くあると感じるかもしれない。このレポートはあくまで2002年秋の受験体験ということでご了承願いたい。

ちなみに私のプロフィールですが、1966年生まれで情報システム関連会社に勤続十数年。プログラマからビジネス系システムのSE(汎用機~クライアントサーバーまでいろいろやりました)等を経て、企画畑へ。自社の株式公開にも携わりました。経済産業省(当時通商産業省)の情報処理技術者試験では、平成元年頃に第二種を取り、平成4年ごろに特種を取得。財務、経理関係の業務知識はPL、BSがなんとか読める程度で無いに等しい状態です。コンサル活動、ITC活動としては、当ITコーディネータパートナーズ以外に、まいどフォーラムというITCグループで実践的なノウハウの共有を進めています。個人的には1日2000アクセス程度のヒットがあるホームページを開設、運用しています。


受験願書をダウンロードする

2002年9月3日(火曜日)

まずは、ITコーディネータの公式サイトを訪問し、どのような試験制度なのかをしらべるために受験願書を入手する。公式サイトのトップページに、第三回ITコーディネータ補試験の受験願書へのリンクがあったので、そこから受験願書を入手。

申し込みは9月30日までで、結構面倒くさい。
 1 郵便局か銀行で受験料を支払う
 2 願書を自筆する(印鑑はいらない)
 3 支払ったときの振込控(またはそのコピー)と願書を、簡易書留で送る
普段ネットでのクレジット決済等に慣れている身にとっては、面倒くさい話だが、仕方ない。


受験料を払い込む

9月13日(金曜日)

ばたばたと忙しくしている間に10日も経ってしまった。早くしなければと思っていたが、こんな日に受験料を払い込むことになるとは。今日は13日の金曜日。払い込んだあとで気づいた。
二回も郵便局に足を運ぶのは嫌なので、あらかじめ願書を書いておき、あて先を書いた封筒と一緒に郵便局に持って行く。郵便局で支払ったらすぐに近所のコンビニで願書と振込控を一緒にコピーをとり、ふたたび郵便局で封筒に願書と振込控を入れて封をし、簡易書留で送った。

受験料は税込み21,000円だが、郵便振替で申し込むと手数料120円、コンビニでのコピー代に10円、簡易書留代として430円がかかった。合計21,560円の出費也。

しかし、それで驚いていてはITコーディネータは務まらない。願書には、ITコーディネータ資格認定制度フローというのが書いてある。そう、今回の試験に合格しただけでは、ITコーディネータ補にはなれない。

ITコーディネータ補になるには、この試験とケース研修と呼ばれる15日間 525000円の研修の両方をクリアする必要がある。厚生労働省の給付制度の対象講座なので、補助は受けられるのだが、それにしても絶対額が高い。どちらを先に受けても良いので、将来絶対取ってやると考えるのなら、研修を先に受けたほうがよいかもしれない。研修は社会人でも続けられるように、週末コースとか夜間コースとかいろいろあるようだ。

試験に受かり、525,000円の研修を受けてITコーディネータ補になったら、次はさらに実務経験と継続学習を重ねてようやくITコーディネータ認定が降りるというわけである。

受験願書 払込受領証

プロセスガイドラインをダウンロードする

9月14日(土曜日)

今日から3連休なので、受験参考書を調べることにする。公式ホームページの 「ITC制度資料」の中に、「ITコーディネータ・プロセスガイドライン」というPDFファイルがある。話によればこれがかなり重要らしい。

400KBくらいなので、ダウンロードするのは簡単だったが、カラー印刷してみようと思って踏みとどまった。なんと100ページくらいある。これは、重要なページだけを抜き出して印刷したほうがよさそうだ。あるいは参考書を買ったほうが安いかもしれない。

うわさによれば、ここに載っているプロセスフロー図を、暗記するぐらいまで覚える必要があるらしい。フロー、プロセス、手順、そしてそれぞれのタイミングで作成するアウトプットが何かをしっかり記憶して、ユーザーやベンダーの前で、ホワイトボードを使ってすらすらと説明する必要があるからだ。

他にもカリキュラムのガイドラインとか、いろいろ見てみたが役に立ちそうなものはなさそうだ。公式ページで参考書を探すほうが間違っている。

次にamazon.co.jpにあたってみる。いくつか参考書がヒットしたが、新しいものに絞る。なにせ今回が3回目の試験だから、過去2回の試験前に出た参考書は参考にならない。

そこで私の選んだ本は、次の2冊

ITコーディネータテキスト―ビジュアル解説
出版社: 日本経済新聞社出版局
ISBN: 4532227011
価格:¥36,000
発行年 2002/06/01
この本はamazonの写真で見ると、まるでビデオのコレクターズボックスのような箱に入っている。8分冊で36,000円というのは、なかなか凄い値段だ。でも、他に全体を網羅した基本テキストらしいものが無いので、これは買うしかない。
ITコーディネータ資格試験模擬問題集
出版社: アスキー
ISBN: 4756141307
著者: 小山 仁, 森口 文生
価格:¥3,500
発行年 2002/08/01
この本は単に、発行日が一番新しい問題集だったということと、実際の出題に模した模擬問題集だということで選んだ。

とりあえずこの2冊で学習を始めることとする。いずれも配送は2~3日以内。来週半ばには本が届きそうだ。この連休はとりあえず遊ぼう。


amazonから参考書が届く

9月20日(金曜日)

帰宅すると、amazonからの宅配便が届いていた。しかも重い。犯人は例の分厚いテキストだ。

特にITコーディネータテキスト―ビジュアル解説のボリューム感は、ものすごい。本の分厚さも凄いが、中身も詰まっている。amazonでのレビューにあったとおり、左が文章、右が図表という構成で非常にわかりやすい。このテキストはITコーディネータを目指す人だけではなく、経営者全般に読んでもらいたい内容でもある。

たしかに4万円もする高価な本であるが、ここに詰め込まれているエッセンスはビジネス書数十冊分に匹敵すると思われる。過去ベストプラクティスやベンチマーキング等の本を読んで挫折した人等は、このテキストだけで実践のためのエッセンスを吸収するだけでも価値があるだろう。

それぞれの経営手法がどの場面で使われるものなのかを理解してゆけば、ITとは直接関係無い場面であっても使い道が見えてくると思う。

特徴的なのは、「共通知識とリファレンス」というタイトルの第7分冊。他より少し厚めの分冊で、プロジェクトマネジメントや成熟度モデル、モニタリング等の情報が整理されている。 

とはいってもどこから手を着けたらいいやら。

そこで、もうひとつのITコーディネータ資格試験模擬問題集を広げてみる。この本は模擬問題がざっと300問。本の前半が問題、後半が回答と解説という構成になっている。

この本によると、試験はたとえばこういう感じのようだ。

モニタリングおよびコントロールの基本原則は10の原則で構成されています。この原則の中で、IT投資計画における能力や体力について言及している原則を選択肢から選びなさい。選択肢:
 ア)期間の適切性の原則
 イ)実現性の原則
 ウ)費用対効果の原則
 エ)範囲の適切性の原則[ ITコーディネータ資格試験模擬問題集 P37より ]

こういう4択の設問が次々と出てきて、反射的に回答してゆかなければならないわけだ。事前にモニタリングおよびコントロールの基本原則が何かをを知っていないと、答えることはできない。もちろんこれらの10原則は「ITコーディネータプロセスガイドライン」に載っており、それを覚えないといけないわけだ。

模擬問題集をやってみると、こうした原則、フェーズ、定義といった覚えないといけないことがたくさんあることに気づく。得意分野である情報処理関連の設問をすこしやってみるが、意外と手ごわい。これはどうも参考書を「眺めている」だけでは駄目なようだ。


覚えるべき情報の整理

10月2日(水曜日)

ITCAのホームページでは受験票受付が締め切られたことがアナウンスされている。実質あと1ヶ月半である。どこまで勉強できるか。

せっかくの9月のダブル3連休は、仕事でつぶれてしまい、集中して勉強する時間がなくなった。出張のときに模擬問題集を持ち歩き、予習もせずに1/3の100問くらいはやってみたが、初見では80%が誤答。つまり、鉛筆を転がして丸をつけているほうが正解率が高いということになる。

問題集の解説を見ながら思ったのは、とにかく図表や原則をまるごと覚え、白紙の上にフリーハンドで再現する訓練はどうだろうか、ということである。

そこで、まず図表や原則の中で覚えるべきものを「ITコーディネータプロセスガイドラインβ版」から抜き出してみる。

ITコーディネータ プロセスガイドライン (全体フロー) 必須だが、とにかく巨大。5つのフェーズに分けて覚えたほうがよさそうである。
0.1 プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントの基本原則 4つの基本原則
プロジェクトマネジメントの5つのプロセス
ITCプロジェクトとマネジメント ITCプロジェクトの立ち上げから完了までのフロー図
プロジェクトマネジメントの主要要件 8つの「プロジェクト○○マネジメント」
0.2 コミュニケーション
コミュニケーションの基本原則 5つの基本原則
コミュニケーションの4つのプロセス プロジェクトコミュニケーションマネジメントのプロセス
0.3 モニタリングおよびコントロール
モニタリングおよびコントロールの基本原則 10個の基本原則
モニタリングとコントロールのフェーズ 4つのフェーズ
I ITC 経営戦略策定フェーズ
経営戦略フェーズ基本原則 9つの基本原則
ITCビジネスモデル構築の主なステップ 大きく分けてビジネスモデル戦略版作成手順(8フェーズ)と戦術版作成手順(3フェーズ)から成る。
II ITC戦略情報化企画フェーズ
戦略情報化企画フェーズ基本原則 10の基本原則
4つのフェーズと主なステップ 方針確定→評価→戦略計画→戦術計画
III 情報化資源調達フェーズ
情報化資源調達の基本原則 9つの基本原則
情報化資源のアプローチ 2フェーズ 5+5ステップ
IV ITC 情報システム開発・テスト・導入フェーズ
情報システム開発・テスト・導入の基本原則 6つの基本原則
主な実行メソッドの種類
V ITC 運用サービス・デリバリーフェーズ
運用サービス・デリバリーの基本原則 9つの基本原則
ITサービスの提供とサポートの両方に関係する機能のつながりと相互関係性

思ったより「原則」が多い。大学入試以来となる、単語帳でも作ってみるか。


富士山麓にオウム鳴く

10月10日(木曜日)

単語帳にいくつかのキーワードを書き付けて通勤電車で暗記することを始めた。普段、パソコンで文章をプリントアウトしていることに慣れてしまっているため、単語帳に手で記入することがちょっとした苦痛である。

その上、「原則」は覚えるのが大変である。各フェーズとも似たような言葉が並んでいて、わけがわからなくなってしまう。

そこで、キーワードを語呂合わせ暗記を考えることに集中。なかなかしっくりといくものができないが、たとえば、こういうかんじである。

覚えるべき原則 覚え方 導出すべきキーワード
運用サービス・デリバリフェーズの10の原則 十時元気だ新幹線のコスト 柔軟性、自覚、原則、期待充足、妥当性、信頼性、環境保全、正確、コスト*運用とかデリバリから新幹線を想起する。朝早いのぞみ号で大阪を出ると、十時には東京に着いて、なおかつ出張日当(=コスト)が抑えられる、といった感じで覚える。
コミュニケーションの基本原則 タイの虹、再生リレー タイムリー性と適切性確保、ニーズ明確化、事実遵守、最適コミュニケーション、正確性、リレーションプロセス*これは、かなりのコジツケ。

公式ページ掲載のサンプル問題を解く

10月15日(木曜日)

今日、ITコーディネータ協会からメールが届いた。内容は、「ホームページに試験問題のサンプルと出題傾向を掲載しました」というものだった。あまり期待せずに見てみると、サンプル問題が30問載っていた。思ったより情報が豊富で、試験を知識型問題と、判断型問題に分類していた。40%が知識型で60%が判断型だという。

判断型は、5行くらいの短い設問の中で事例を挙げ、そのときITCのあなたはどうする、といったものになっている。そういう意味では先に購入した問題集は、どちらかというと知識問題が中心となっているので、この判断型問題への対応力をどうやって身に付けて行くかが問題になっていく。

さて、サンプル問題を自分なりにやってみたところ、30問中23問正解、7問間違い。今の学習レベルでは、まぁまぁだとは思うが、「実際の試験問題とは、問題数、難易度等の点で異なります」と書いてある。難易度に関しては参考にならないわけだ。

間違えた問題のうち、判断型については正解を知った後でも、自分が選んだほうも間違ってはいないと思えるようなものもあった。四択のうち、2つくらいはすぐに候補から消えるのだが、のこり2つが曲者で、迷っている間に時間が過ぎてしまうというパターン。 

これまでの試験の傾向がどうだったのかはわからないが、手元にある問題集は、判断型には対応していない。知識型を基礎から身に付けるには良いと思う。今後新年度版などが出ると、判断型の問題も増えてくるのではないだろうか?


ITC協会から封書が届く

10月27日(日曜日)


出張から帰ってみると、ITコーディネータ協会から封書が届いていた。受験票かと思ったら、紙が1枚入っているだけ。数日前、サンプル問題がWEBに掲載されたというお知らせが、電子メールで通知されたのであるが、メールが届かなかった人がいたため、受験上の公正を期するために、封書で全員に通知したらしい。

たしかに受験票ではメールアドレスは任意記入欄となっているし、記入欄が結構小さいので、長いアドレスだと欄からはみ出してしまったり、事務局が間違えて入力する可能性もある。また、システム開発をやったこと無い人は、エルとアイと1や、エスと5、オーとゼロの違いなどを書き分ける教育とかを受けていないと思うので、そこで転記ミスが起こる可能性は高い。

また、個人情報の保護やスパムメール対策の観点からも、書かなくて良い場合はできるだけ情報を書かないようにしている人もいるので、一概には言えないが、メールを受け取る環境が無かったり、相手がメールアドレスを誤って入力してしまうような文字を書くような人には、あまりITコーディネータになって欲しく無いような気がする。


ITC協会から受験票が届く

11月5日(火曜日)


今日、ITコーディネータ協会からハガキが届いた。「重要」と書いてある。受験票である。ソフトのバージョンアップのお知らせや、銀行からの通知に多いパターンだが、ハガキ2枚分の情報がシール状になって張り付いているやつだ。隅っこからペリペリっとめくってみると、左側に受験情報、右側に地図が載っている。

場所は、大阪商業大学。近鉄奈良線河内小阪駅、徒歩10分と書いてある。我が家からはドアツードアで1時間半といったところか。

入室時間が13:00で、集合時間が13:10分。試験時間は13:30~16:00の150分となっている。試験開始後60分は退席できないようだ。


1週間前、最後の悪あがき

11月16日(土曜日)


ここしばらく仕事が忙しくてほとんどテキストに目を通していない。ある程度単語帳に目を通しているものの、手持ちの問題集でさえ、全問正答できるところまで試験対策ができていない。

とにかく今日から手持ちの問題集を全問3回解くことをノルマとした。大切に使っていた問題集であるが、大切にしていても仕方が無いので大切にしていても仕方が無いので、本をバラして、章ごとに分け、持ち歩きやすいようにした。

朝、通勤電車の中で問題を解き、会社に到着してから始業時までに答え合わせというやりかたで時間を作る。1回目は約60%の出来。2回目で残り40%をつぶしてゆく。夜の電車の中は仕事のことで頭がいっぱいで、どうも勉強する気分にならない。家に帰っても、プライベートのメールに返事を返したりしていると、勉強する時間が無い。(これを人はサボっていると言う)


試験当日

11月24日(日曜日)


試験当日。ちょっと寒いぐらいの陽気で、天気は上々。試験会場最寄の駅に12時前に到着。CoCo壱番屋でカレーを頼んだのだが、いつもの癖で「2辛」にしてしまった。頼んだ後でこれはまずいと思った。辛いものを食べる→水を飲む→トイレが近くなる。。。 実際に、受験会場での説明では「試験途中にはトイレに行けません」と説明された。試験開始後60分は退出禁止であるし、試験終了直後5分だか10分は退出禁止だった。つまりそもそも途中退出を認めていないのである。トイレ対策は万全にしておくべきであろう。

受験場所は、大阪商業大学。CG検定かなにか、他の試験もやっているようだった。試験が行われる校舎の入り口に係員がいて、入室時間がくるまでは、控え室で待機するようにと誘導していた。

受験生は圧倒的に男性が多く、しかも30歳代40歳代が多い。少し前のTOEICの試験とはやはり受験者層が違う。中庭でサンドイッチやおにぎりをかじりながら花壇脇のベンチに腰掛けて勉強している人もいた。

控え室は静かで、既に50人以上が参考書などを眺めて結構真剣に最後の復習をしていた。私も参考書は持ってきたのであるが、結局なにも開かなかった。それよりトイレである。

試験は、2教室を使って行われたようで、150~200人程度の受験者がいたようだ。1番から90番が手前の教室、91番以降がその奥の教室だった。私の教室は90名の定員のところ9名欠席81名の出席だった。

教室は普通の大学にあるような4人がけの机だった。4人がけの2人だけ、つまり机の両端にひとりずつ座るわけだ。そしてなぜか私の前、私の左隣、後ろが空席である。私の後ろはすぐにやってきたので妙に安心した。

解答用紙はマークシートで、受験番号などは既にマークされている。シートに自分の名前などを自署する。記憶では、マークシートは裏表あったはずである。

身分証明書を机の通路側に置いておく。試験開始の際に係員がひとりひとりチェックを行う。

さて、試験開始である。試験用紙の封印を破り中を開くと、文字ばっかりである。A4用紙1ページあたり3問程度の分量。全部で45ページほどの分量だったと思う。よく読むと試験問題は、7つの章に分かれている。すなわち、PM&コミュニケーション+モニタリング+5フェーズの7章立てである。

結果的に時間は、全問回答して15分ほど余る程度の時間だったので、ある程度見直しもでき、さほど時間的な困難さは無かったように感じた。ただ、文章を読むのが苦手な人は、きっと辛いだろうと思う。

私は、最初の数分で全部の設問をざっと見渡して、大体のアタリを付け、判断に迷う設問はどんどん飛ばしてゆくことにした。

問題を解いてみた感想としては、どれが正解か迷うような設問が多いということ。お客さんやコーディネート先のキャラクターによっては、どの対処方法も一理あるよなぁというものが結構有り、4択中2択までは絞れるが、最後のひとつに決めることができない、といった印象を持った。

試験終了直前の退出禁止となる前に退出した人は1名か2名ぐらいがいただけで大半は最後まで粘っていた。

さて、結果は来年1月10日に公式ページのWEB等で発表である。


通知

2003年1月11日(土曜日)


1月10日は、会社の新年会。翌日11日は、プライベートで朝早くから外出し、夜10時頃戻った。すると、ITコーディネータ協会から大きな封書が届いていた。見たとたん、合格証書だと思った。不合格ならハガキとか小さな定型の封書とか簡単なもので送られてくるはずだからだ。

中を開けると、合格証書の外にレポートが入っていた。合格者565人の平均に比べ、8つの分野がそれを上回っているかどうかというレーダーチャートがついている。

そしてこれが、合格証書だ。

これは、同封されている案内状。

このレーダーチャートは、試験の7分野の成績を示すもので、合格不合格に関わらず全員に送付されるようだ。チャートの中の実線が私の正答率で、点線が今回の合格者の平均正答率である。

私の場合は、IT系のフェーズが低く、プロジェクト管理が満点という不思議なグラフを描いている。IT系だからといって、調達や開発、運用などの下位のフェーズを舐めていたらこういう成績になるという良い例かもしれない。
まったく歯が立たないというほど難しい試験ではないし、そういった意味では、ケース研修を先に学習してしまうというのは、賭けではあるが、合格する確率を確実にあげるためには非常に有効な手段だと言える。

さて、合格したからにはケース研修を受けなければならない。教育給付金を使って30万円の補助を使うとして、実質20万円程度の出費也。

(完)